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距骨壊死(きょこつえし)

距骨壊死(きょこつえし)

脛骨(けいこつ、すねの骨)と踵骨(踵骨、かかとの骨)の間に、距骨という骨があります。表面の3分の2が軟骨に覆われているため、血の巡りがあまりよくありません。このため距骨骨折のあと(外傷性)や、特に原因がなく(特発性)距骨が壊死することがあります。体重をささえる土台となる骨であるために、いったん壊死を起こすと表面が陥没したり、距骨が割れたりして歩行が困難になります。

距骨壊死はその壊死範囲が大きい場合、手術が必要になります。以前は壊死した距骨を取り除いて、脛骨と距骨を大きいボルトで固定する手術(脛踵固定)が行われていましたが、最近セラミック製の人工距骨が開発されて患者さんの満足度は飛躍的に上がりました。人工距骨は、患者さん一人一人の距骨の大きさと形状に合わせて作製します。足首の前に約8cmの切開を入れて、壊死した距骨を摘出し、人工距骨をはめ込みます。手術時間は1時間から1時間半程度です。術後は傷が治る2週間程度はギプス固定を行いますが、その後徐々にギプスを外して関節を動かす訓練や歩行訓練を始めます。