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変形性股関節症

変形性股関節症

股関節の軟骨が摩耗して、関節の形が変形する疾患です。原因がはっきりしない一次性股関節症と何らかの原因による二次性股関節症に分けられます。日本では二次性股関節症が多く、主な原因として発育性の股関節形成不全などがあります。

中高年になって、足の付け根が痛むようになり、徐々に歩行に支障をきたすようであればこの疾患を疑います。

治療はウエイトコントロールや筋力強化訓練、プール内歩行などの運動療法が中心になります。症状が強く日常生活に支障をきたすようになった場合は、消炎鎮痛剤を内服したり、杖を使用することが必要になります。

一定期間このような保存治療を行っても改善がない、高度の変形がある場合は人工関節置換術が選択肢になります。

股関節は骨盤側の受け皿(臼蓋)と大腿骨側のボール(大腿骨頭)からなる関節です。手術は臼蓋側は特殊なリーマーという機械で半球状に形状を整え、そこへ金属のカップを固定します。大腿骨側は変形した骨頭を取り除いてやはり金属のステムと呼ばれるインプラントを大腿骨に挿入します。ステムの先端には人工の骨頭(通常はセラミック製)を装着し、これとカップに内側にはめ込まれたポリエチレンが新しい関節となります。 術後は関節を動かす訓練、筋力を強化する訓練、歩行訓練などのリハビリを行い、術後平均3週間程度で退院となります。