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診療内容

足の外科分野

担当:原口直樹、鈴木開

外来日:水曜日、金曜日

足部と足関節(足くび)の慢性疼痛や変形、外傷を扱っています。具体的には変形性足関節症(軟骨の磨耗による足の痛み)、足関節骨折・踵骨(しょうこつ)骨折後の変形治癒や足関節捻挫の後の不安定症(捻挫ぐせ)、外反扁平足障害、外反母趾、スポーツ障害、足部変形、関節リウマチなどです。足部と足関節は人体の土台で歩行に最も重要な部分であり、この部分の痛みは日常生活を著しく障害します。 足部と足関節の障害は多岐にわたっており、診断そのものが困難であることが多く、治療には高い専門性が必要となります。担当する原口医師は、アメリカ足の外科学会元会長のDr.Myersonに師事し、2018年から当院に赴任、包括的な足の外科診療を行っております。

症状からみた足部と足関節の障害

足首がはれて痛い

  • ・変形性足関節症
  • ・関節リウマチ
  • ・特発性距骨壊死

捻挫の後に足首の痛みがとれない、捻挫ぐせ

  • ・陳旧性足関節外側靭帯損傷(足関節不安定症)
  • ・距骨骨軟骨傷害

捻挫の後、足の甲の痛みがとれない

  • ・陳旧性リスフラン関節損傷

捻挫の後、外くるぶしのうしろのスジが外れる感じをくりかえす

  • ・反復性腓骨筋腱脱臼

あしの指(2―4趾)の付け根付近の痛み・異物感

  • ・モートン病
  • ・関節リウマチ

扁平足で足首まわり(くるぶしの下など)が痛い

  • ・外反扁平足障害

甲高でアーチが高く、かかとや親指の付け根、小指の付け根の接地部が痛い、タコができる

  • ・凹足
  • ・シャルコーマリートゥース病

骨折のあとに痛みがとれない

  • ・足関節果部骨折(くるぶしの骨折)や踵骨骨折の変形治癒
  • ・外傷後の変形性関節症

踵(かかと)の痛み

  • ・足底腱膜炎(足の裏)
  • ・踵骨疲労骨折(踵全体)
  • ・アキレス腱付着部炎(踵のうしろ)

足の裏のしびれ、痛み

  • ・足根管症候群

母趾(足の親ゆび)が外を向いて、付け根が痛い

  • ・外反母趾

母趾の付け根がはれていたい、そり返せない

  • ・強剛母趾

病名・症例名とその説明、治療法など

人工関節分野

担当:原口直樹、武居功、小山亮太、小谷貴史

外来日:水曜日、木曜日、金曜日

変形性膝関節症、変形性股関節症、変形性足関節症、変形性肩関節症、関節リウマチ(股関節、膝関節、足関節、肩関節、肘関節)に対する人工関節置換術を行っています。

人工関節について

人工膝関節

軟骨の摩耗と変形が膝関節全体に及んでいる場合に行われます。痛んだ関節面を切除して、金属でできた人工関節を通常はセメントで固定します。金属と金属の間にポリエチレンでできたインサートを差し込み一つの関節になります。術後は2-3日後から全体重をかけての歩行訓練を行います。関節を動かす訓練と筋力強化訓練、歩行や階段昇降の訓練を行い、術後約2-3週間程度で退院となります。

人工股関節

股関節の軟骨が摩耗して、関節の形が変形する疾患です。原因がはっきりしない一次性股関節症と何らかの原因による二次性股関節症に分けられます。日本では二次性股関節症が多く、主な原因として発育性の股関節形成不全などがあります。 中高年になって、足の付け根が痛むようになり、徐々に歩行に支障をきたすようであればこの疾患を疑います。 治療はウエイトコントロールや筋力強化訓練、プール内歩行などの運動療法が中心になります。症状が強く日常生活に支障をきたすようになった場合は、消炎鎮痛剤を内服したり、杖を使用することが必要になります。 一定期間このような保存治療を行っても改善がない、高度の変形がある場合は人工関節置換術が選択肢になります。 股関節は骨盤側の受け皿(臼蓋)と大腿骨側のボール(大腿骨頭)からなる関節です。手術は臼蓋側は特殊なリーマーという機械で半球状に形状を整え、そこへ金属のカップを固定します。大腿骨側は変形した骨頭を取り除いてやはり金属のステムと呼ばれるインプラントを大腿骨に挿入します。ステムの先端には人工の骨頭(通常はセラミック製)を装着し、これとカップに内側にはめ込まれたポリエチレンが新しい関節となります。 術後は関節を動かす訓練、筋力を強化する訓練、歩行訓練などのリハビリを行い、術後平均2-3週間程度で退院となります。

人工足関節

適応は70歳以上です。主に関節リウマチの患者さんに行います。外傷の後に発生する変形性足関節症の患者さんでも行うことがありますが、活発な方に人工足関節手術を行うと早期に緩む可能性があり、足に対するニーズや日常生活の活動内容などをお伺いして、十分話し合う必要があります。 リウマチでは足関節周辺の関節にも関節炎があることが多く、またしばしば外反母趾や槌趾などの変形の合併があるため、足関節固定術を行うことによりこれらの症状が強く出やすいなどの懸念がありました。このためリウマチでは治療の選択肢の一つとして、人工足関節置換術への期待が高まっていますが、長期的な臨床成績(ゆるまないで何年くらい人工関節がもつのか)は、まだ明確ではありません。

人工肩関節

肩関節は構造的に股関節と似ており、けん玉の受け皿と玉の関係のようなかみ合わせをしています。受け皿に当たるのが肩甲骨関節窩で体幹側、玉に当たるのが上腕骨頭で腕側になります。肩の人工関節には大きく3種類、玉だけ人工物に置換する人工骨頭(半人工関節)、受け皿と玉両方を置換する人工関節、そして受け皿を玉のような形、玉を受け皿のような形にと本来の構造とは逆の形の人工物に置換する反転型人工関節があります。主な適応は、人工骨頭:上腕骨近位部骨折、玉側のみ傷んだ変形性肩関節症、人工関節:受け皿と玉両方が傷んだ変形性肩関節症や関節リウマチ、反転型人工関節:縫合不能な腱板断裂、一部の程度の著しい上腕骨近位部骨折です。いずれも入院期間は概ね1週間程度です。

人工肘関節・人工橈骨頭

関節リウマチによる関節症や高度な粉砕骨折で行われる手術です。関節リウマチにおいて疼痛を伴う拘縮肘(痛みと動きが悪い肘)、疼痛を伴う不安定肘(痛みと肘の不安定性で動かせない肘)、強直肘(ほとんど動かせない肘)が人工肘関節の主な手術適応になります。肘関節の頭側(上腕骨側)および手側(尺骨側)を人工関節で置き換えます。股関節、膝関節や足部も障害がある場合は先に股関節、膝関節、足部の手術を行ってから手術を検討します。手術は全身麻酔で術後早期に可動域訓練をし、術後1週程度で退院可能です。

また肘関節周囲の骨折である橈骨頭の高度粉砕骨折で若年者でない場合は橈骨頭のみ人工物に入れ替える人工橈骨頭挿入術を行うこともあります。

脊椎外科分野

担当:梅原亮、浅野孝太

外来日:火曜日、水曜日

脊椎は体の軸となる骨であり、体の大黒柱のような役割をしています。同時に脳からの指令を体の各部位に送る脊髄神経(馬尾神経)を保護するためのトンネルのような役割をしています。

その大黒柱に負担が出たり、バランスが崩れることで肩こりや腰痛がでたり、トンネルの通り道が狭くなることでしびれや痛み、手足の動きの悪さを生じます。肩こりや腰痛は日本で最も多い症状と言われています。最近では肩こりや腰痛に対する薬から神経痛に対する薬まで多くの薬が開発され、効果や安全性が確認されたもとで広く使用されています。専門的な知識をもとに内服治療から日常生活のアドバイスまで行います。また、薬での治療でも十分に効果が得られないときは手術による治療まで行っています。 よく『脊椎の手術をすると歩けなくなるのでしょ?』と言われる方がいますが、そのようなことはありません。当院での手術は国内外でもスタンダードとなっている手術しか行っていません。つまり、手術成績が良好な手術しか行っていません。 それよりも、痛みや麻痺で活動量が低下すると、筋力が落ちて歩けなくなる廃用を来したり、術後のリハビリがうまく進まなくなります。 手術を行う医師は手術の怖い面も熟知しています。当然、手術は最後の手段と考えています。脊椎の経験、知識を有する専門の医師とご相談してください。

病名・症例名とその説明、治療法など

上肢の外科(手外科、肩、肘の障害・外傷)分野

担当:武居功(肩関節)、小山亮太(手外科、肘)

外来日:武居(月曜日、金曜日)、小山(月曜日、木曜日)

上肢には肩から肘、手首、手指が含まれます。治療方針は保存療法で可能なものは、基本的に保存療法を行ないます。保存療法では解剖学的な整復困難な骨折、機能障害が残存しやすい外傷、社会復帰を早期に希望される患者様など、患者様の個々の生活様式も踏まえ、手術治療も積極的に選択しております。

主な対応疾患

肩の外傷・疾患

  • ・鎖骨骨折
  • ・肩甲骨骨折
  • ・上腕骨骨折
  • ・腱板断裂
  • ・肩関節脱臼
  • ・肩鎖関節脱臼
  • ・肩関節周囲炎
  • ・変形性肩関節症

手の外傷・疾患

  • ・へバーデン結節
  • ・母指CM関節症
  • ・ばね指(腱鞘炎)
  • ・ドケルバン病
  • ・ガングリオン
  • ・マレット指
  • ・指骨骨折
  • ・手根管症候群
  • ・屈筋腱・伸筋腱断裂
  • ・三角繊維軟骨複合体損傷(TFCC損傷)・尺骨突き上げ症候群
  • ・橈骨遠位端骨折
  • ・関節リウマチなど

肘の外傷・疾患

  • ・肘部管症候群
  • ・テニス肘
  • ・橈骨頭骨折
  • ・肘頭骨折
  • ・上腕骨遠位部骨折
  • ・関節リウマチ
  • ・前骨間神経麻痺
  • ・後骨間神経麻痺など

小児の外傷・疾患

  • ・手指・手関節・肘関節骨端線損傷
  • ・手関節・前腕部骨折
  • ・上腕骨顆上骨折
  • ・上腕骨外顆骨折
  • ・上腕骨内顆骨折
  • ・内反肘変形
  • ・強剛母指など

症状からみた主な障害

指の関節が痛い 変形している

  • ・へバーデン結節
  • ・ブシャール結節
  • ・関節リウマチ

親指・人差し指・中指がしびれる、痛む

  • ・手根管症候群

薬指・小指がしびれる 細かい作業がしにくい

  • ・肘部管症候群

手関節の外側が痛い

  • ・TFCC損傷
  • ・尺骨突き上げ症候群
  • ・腱鞘炎

手関節の内側が痛い

  • ・ドケルバン病(腱鞘炎)

急に指が曲げられない、伸ばせない

  • ・屈筋腱断裂
  • ・伸筋腱断裂
  • ・末梢神経麻痺

指の付け根が痛む、曲げ伸ばしで引っかかる

  • ・ばね指(腱鞘炎)

肘の外側・内側が痛い

  • ・テニス肘
  • ・ゴルフ肘

病名・症例名とその説明、治療法など

膝関節

病名・症例名とその説明、治療法など